RJ7 Story - 7/10

弓倉

俺が見てきた世界はいつだって不鮮明だった。
テレビ越しに、雑誌越しに、ラジオ越しに、お前らが輝いていたから。
だけども同じ舞台に立ちたいとは思わなかった。
俺の舞台はお前らよりもっと先にあるから。 …じゃあ今は?
俺の見る世界、今は鮮明だ。
眩しい青と同じ気持ちの仲間たち。

そして、誰よりも押したい背中。

「行こうぜ、お前ら!」

少しの夢と幻を。そしてそれを現実に。
今度は不鮮明じゃない、本物の世界がここにある。

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