RJ7 Story - 8/10

火野

右を見ても、左を見ても。
俺が欲しかったものがそこにあって、でも手を伸ばすと消えちまう。
欲しいと喚いたところで、誰もくれやしなかった。
だから、今度は俺が自分で掴んでやる。たとえこんな小さな国でも。
綺麗な青色、でも俺には綺麗すぎる。
背中を押してくれる仲間。 でも俺には優しすぎる。

「俺は、絶対負けない」
睨みつける先にあるもの、それは何なのか。
グラウンドに立って、綺麗すぎる青を纏って。
俺は今選択しようとしている。

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